翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

藍は不思議

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蓼藍の乾燥葉です。
乾いた状態で2㎏位。
先日、大分に住む元生徒さんが栽培して丁寧に干しあげたものをそっくり頂いてきました。
梅雨前の先週は工房の皆さんと藍染三昧でした。

正直言って私にはよく分からない乾燥葉染めです。

今回はウールやシルクを染めました。
植物繊維、綿や麻ならジャンジャン還元剤を使えばある程度濃く染まるのですが、アルカリに弱い動物性繊維のウールやシルクはフェルト化や艶がなくなりかさ減りしてしまいます。

その辺のアルカリ濃度の具合を見ながらの染め開始です。
水曜日参加の方達と染めたレシピをもとに、木曜日、土曜日と蓼藍の煮出し方や還元剤等の割合を変えました。

二人一組。
同じように煮出して、藍液をとっているのに、それぞれ染め上がりが違う。
染まりが悪い液には還元剤(インディゴ還元剤AZ 藍熊)を追加したら染まるように、、
でも、還元剤の量が増えれば糸がヘタルから慎重に足していく、、
液量が少なすぎるから酸化の進みが早いのかもと最後の土曜日は5人分まとめてひと鍋で煮出してみたり、、

毎回のことながら胃がねじれる思いがする藍染です(乾燥葉に限らず)
インジゴ色素に対する水の量、還元剤の量、あと染め方、と言ったところでしょうか。

私には難しく不思議な蓼藍です。
前に7色に染め分ける方の記事を読んだことがありますが、その通り幾色にも見える蓼藍です。

インジゴだけ抽出したインド藍のようにはいきませんね。

けれど透き通るような青空の色が素晴らしいんです。
おまけの靴下も青空色に染まりました。
(持ち主は今頃これ履いて故郷のポーランドに帰っている途中かな)
初めての藍染参加のⅯさん。
(染めをするときはエプロンしなさいよ)

私も生徒さんとペアで濃淡で染めましたよ。
シルクとウールのループです。
スケスケの空色ストール織りたいです。

福岡は昨日梅雨入りしました。
今朝は藍染した糸の様な青空が広がっていますが、梅雨を侮ることなかれです。
※今月末7/29の裁縫教室まだ空きあります。持ち物は何もなくても大丈夫。身一つで参加できます。

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