工房の日々
ITOBA vol.5 ご案内です
九州を中心に活躍する繊維表現者が集まり「ITOBA」として活動を始めてから8年目になります。
コロナ禍を除いては毎年展示会を開催していましたが、
一昨年、九州芸文館の企画で大きな展示会をした後、少し充電期間を設け、今年、5回目となる展示会を開催します。
今回は19名が様々なジャンルの繊維表現作品を展示発表します。
加えてゲストに正藍染作家、平田仁美さんをお招きして、正藍染の美しく澄んだ藍色のインスタレーションを展開していただきます。
多くの方にご覧いただきたく、ただ今最後の準備を行っています。
さらに特別企画として
●実演
田篭みつえ「ギャッペ織り」
中園 唯 「つづれ織り」
●ワークショップ
長谷川夕美子 「草木染の絹糸を使ったタッセルつくり」
中村美香 「甘木絞りの糸巻きキーホルダーつくり」
私はギャッペ織りの実演しますのでよかったらご覧ください。
体験もしていただけるようにしておきますね。私は遊牧民が紡いだ糸で織ったマットや椅子敷きを中心に展示します。
アフガニスタンのトルクメン族、イランのカシュカイ族、決して暮らしやすいとは言えない広大な砂漠地で羊や家畜とともに移動しながら暮らす遊牧民の紡いだ糸に出会った時、私は言葉では表現できないくらいの感動を覚えました。
決して使いやすい糸ではないのですが、この生きている糸を私なりの表現で形にしています。
是非ご覧いただきたくご案内申し上げます。最後の追い込みで制作しているのはトルクメン族が紡いだ硬い糸です。
綾織二重織で、固く厚みのあるマットですが、なかなか手ごわい。
教室のある日は夜に少しだけ、教室のない日でも思うように捗らない織物ですが何とか仕上げて飾りたいと思っています。
フライヤーが欲しい方はお送りしますのでお尋ねください。
教室の方も皆さん頑張っていますよ。
やっと涼しくなって風も爽やかなので草木染やってます。
工房の横の空き地に生えるセイタカアワダチ草で原毛を染めました。
花の色と同じコクのある黄色ですね。
この原毛は南阿蘇の羊で、名前はむーちゃん。
この春毛刈りされたものです。
むーちゃん、黄色になっちゃったよ~