翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

形になって、ホッ!

work,memory,

ホームスパン服地やっと織り上がりました。
整経長9,4mから織り上がりは7,6mとなりました。
お約束は7mですから縮絨後の仕上がりの長さはぎりぎりというところでしょう。

織り上がった布は縮絨前に結び目の始末や織り間違いのチェックをします。
今回はそれに加えてケンプ抜きすることに。
今回は英国原毛を選びました。
チェビオットなどのダウン種の一つなのですが、ケンプ(死毛と呼ばれる太く硬い白髪のような毛)が含まれていました。
思っていたより多い。
ナチュラルカラーの紳士用でしたらケンプはアクセントになって、これぞツイード生地と嬉しくなるのですが、婦人用、しかもこの色目には合わないと判断しました。
取っても取っても現れてくるケンプにお手上げ状態です。
あらかた取って、縮絨後にまたピンセットで抜く作業を地道に頑張ることに笑

ここまでの工程を写真で(緯糸紡ぎまでは紹介していましたので)
経糸より青味が強い緯糸も約1㎏紡ぎます。
経糸より少し太くて少し撚りの少なめに。紡ぎ終わった経、緯2kgの糸は木枠に巻き、蒸して撚り止めをします。
一番大きな鍋で1着分蒸せるのですが今回は倍なので2回に分けました。蒸し終わった糸は十分に風を通して、それぞれ綛ごとに木枠に巻きなおします。
そしていよいよ整経です。
何度も何度も計算して、、
試し織をしているのでチャチャッとできそうですが、いろいろ考えるところはあります。
Aラインのロングコートとなるとかなり布の量が要ります。
昔は厚地のコートが必要でしたが、、今は軽くても温かい素材で作られたコートが沢山あるのです。

、、ホームスパンは重くなりますよと何度も念押ししましたが、それでも憧れのホームスパンのコートをと言われます。
なので少しでも軽く仕上がるようにと何度も試し織して織り目が乱れないぎりぎりのところを見つけます。
一期一会の羊ですから過去のデータは当てはまりません。
整経 幅9,5m

一人でする機上げは床巻きです。
座ってする仕事は膝にくるお年頃です笑膝をついた姿勢で、よく頑張った自分、、です。経糸の結びめには糸印を付けておくと修正するときに取り残しががありません。織り終わり。

最後は仕付け糸で縮絨の時に緯糸が緩まないようにかがっておきます。

さて良き日を選んで縮絨です。
梅雨時の気温が低いうちに完成したかったのですが、猛暑の中の縮絨となりそう💦美しい大きな花束を頂きました。
大好きな友人達と恒例のお楽しみ飲み会の席でのサプライズでした。
何と国展で賞を頂いたお祝いでした。
しかも大好きなお花屋さんの物でした。

今、思い出しても胸が熱くなるのです。
良き仲間の一員でいられるこに感謝です。

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