工房の日々
染織の旅 2026 その1
信州長野県を3泊4日、絹を学ぶ旅となりました。
長野県は、昔から養蚕業が盛んで、大きな製糸業で栄えたところです。
今でも大きな工場がいくつも稼働しています。
今回は工場ではなく資料館等に伺いました。
先ずは安曇野市天蚕センター

最初の写真は安曇野市天蚕センターに飾ってあったクヌギの枝に付いてるヤママユガの幼虫です。
何処にいるかわかりますか?
上手に隠れています。
完全に飼育されている白い家蚕と違い、天然のお蚕さんから出来た絹糸は天蚕糸と呼ばれ薄い緑色をしています。
キラキラと光沢があり強度も強い絹糸です。
私もかつては紬織りを目指していたので天蚕糸のことは知っていましたが、見るのは初めてでした。
頂いてきたパンフレットです。
クヌギの木をハウス栽培してからの飼育ですから、手間がかかります。
守り続けている方の高齢化も進んでいるようです。
どんなに素晴らしい糸でもそれを作り出す方がいなくなってはどうしようもありませんね。
ここでは天蚕糸を使って紡ぎの着物や帯を織る部屋がありました。
あいにくお休みでしたが織られた反物を見せてもらいました。
天蚕糸は10gほどしか使われていません。それほど希少な糸なのです。
駒ケ根のシルクミュージアム
こちらでは家蚕(白いお蚕さんで長年品種改良されて飛べない白い蛾)資料がたくさん見れます。
数年前まで、ここでシルクを使った織物の公募展があったので名前は知っていました。
友人の何人かが賞をもらったりしていました。
入り口がトンネル状にいろんな産地の反物で飾れていました。
岡谷蚕糸博物館。
とても広い立派な施設でした。
絹織物1反織り上げるのに、まずはお蚕さんの食料になる桑の木を植える畑が1a必要だそうです。
そこからたくさんの手間を経てやっと1反です。
呉服屋さんに積まれた、たくさんの反物の山を思い浮かべると、、です。

養蚕の歴史が人力から動力に変わっていく様子が、分かりやすく展示、説明されています。
生糸を取る様子などまじかに見学できるようになっています。
鮮やかな手つきで糸を繰られる姿を拝見して、資料で見る昔の女工さんへ思いが馳せます。
戦前までは世界一の生産を担っていた日本の生糸生産、、美しい絹糸を繰っていた女性の逞しさが伺える博物館でした。
見学した3か所のことまとめてみました。
天蚕のことがお気に入りで、熱心に写真を取っていたようです。
他は少ないですね笑
お勉強ばかりではなく、いろんな観光もしてきました。
次回に。
