工房の日々
織物にない自由さ
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今日で3回目となる戸次先生の染色教室。
前回までステンシルによる型染だったのですが筆で塗る作業は時間が掛かるので、もっと模様を量産したいとリクエストしたところ、、
シルクスクリーンは道具にお金がかかるからといろいろ策を練ってきてくれました。
クリアーファイルで作った型に染料を置きヘラならぬ、100均グッツのフライ返しで代用する術を!
さっとひと塗りで模様一個染めあがり笑
上の写真は私の作ですが、お題は猫の散歩道。
猫の型は先生にお借りしました。
(本当はラムの型彫りたかったんですが涙が出そうで、、)
Nさんは、裁縫教室で縫ったエプロンに桜の花びらの量産中。
型染の後は糸染め。
反応性の染料は鮮やかな色で、見ているだけで元気が出ます。
ここで私の大失敗、糸の精練をしていませんでした。
(精練したものと自信をもって皆さんに渡してしまいました)
力ずくでモミモミしてもらって染料を吸わせ、何とか染めることができました。
木綿糸は紡績するときに油が使われていますので染料をはじきます。
しっかり精練をしてから染めましょう。
今回はたまたま、反応剤が強アルカリなので助かりました。この鮮やかな糸がどんな布になるのか楽しみです。
わたしも習ったことを織物に応用していますよ。
織り機に掛けた経糸に染料で絵を描いて織ると絵絣のように見えませんか?
葉っぱや鳥に見えたら嬉しいです。織ってからアルカリ処理して色を定着します。
経糸緯糸の交差だけでない絵を描いたような布が織れるのが楽しいです。
織物の組織織りで複雑な絵のような模様を織り出すことができますが、それとは違う自由さに心躍ります。
戸次先生の染色教室は次回は9月2日を予定しています。
初心者でも大丈夫です。
興味のある方はどうぞ参加してください。