翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

織りの道

work,News,

年明けのご挨拶以来の投稿です。
具合でも悪いのではないかと案じてくださる方がいましたが、、確かに具合が悪くなるくらいに日々制作に明け暮れていました。
依頼を受けた織り布五反、1月末までの納品に何とか間に合わせることができました。
ただ、五反織った布のうちの一反に気がかりなことがあり、自己判断で織り直しをすることにしました。
それも本日織り終わりました。

今、長い冬眠から目覚めた熊状態です。
やっと穴蔵から抜け出せて、急に目の前が明るくなって、放心状態です。

どんな制作をしていたかというと、KASASAGIという会社が手掛ける空間プロデュースのプロジェクトに参加してアート作品の布を織っていました。
およそ一年に及ぶ試行錯誤を重ね、昨年11月ころから本格的な制作を始めました。
布は納めたもののまだ最終形での完成ではありませんので詳細は語れませんが重なる5枚の布がゆらゆら揺れるアート作品となります。

思えば一年前のこと、メールでの制作依頼に驚き、きっとオレオレ詐欺に違いないと思い
「訳が分からないのでお断りします」と伝えたのが始まりでした。

何と、誤解を解くためにわざわざ代表の塚原さんみずから翔工房まで来てくれたのです。
25歳の若さで手掛ける仕事が大きすぎて、、わかるような分からないような、、
まあ、それでも面白そうなのでお受けすることにしました。

その出会いの時のことが塚原さん著「民藝百年」の中で紹介してあります。
25歳の若さで民藝の何が分かるのかと思いきや、これが何とも理解が深いことに驚きでした。
工芸をされる方に是非読んで頂きたい1冊です。
柳宗悦の本もよく読みこまれて本質を理解されているのが驚きです。
昨年夏ごろから制作の方向性を話し合い、試作を重ねてやっと12月より本番の制作に入りました。
打ち合わせの長さに比べて納品までの制作時間が2か月というのがかなりきつかったです(最初の予定の3倍量の布を織ることになったからです)
正月を挟んでいましたので帰省した家族にもずいぶん迷惑かけました。

制作もスイスイとはいきませんでしたが何とか、、です。
後はどの様なアート作品になるのか楽しみです。

思えば身に余る仕事でした。
こんなこともあるんだと自分の歩いてきた織りの道に間違いはなかったと嬉しく思っています。
庭の隅に春が密かに育っていました。

まだ冬眠明けの熊状態ですが、少し休んだら糸を紡ぎたいと思っています。

 

Online shop

工房で制作した作品を販売しています。

イベントや特別講座、作品の販売などのおしらせは
公式SNSアカウントにて配信中。

838-0113
福岡県小郡市山隈113-5
tel. 0942-72-8890
Mail. info@sho-kobo.jp
Copyright © sho-kobo All Rights Reserved.