three layers textile



段落ち three layers textile
経糸に未精練(セリシンを抜いていない)の生糸を掛け、緯糸に麻や紙糸、竹繊維の糸など希少価値のある糸を広幅のよこ縞に織り込みました。もう手に入らない糸を大事に取っていたのですが、これに使ってしまいました。
どの素材も涼やかで夏のイメージですが、力強い苧麻の糸や緩やかに竹繊維を撚り合わせた糸など、ランダムに切り替わる色や素材は見ていて飽きません。
色目も素材の持つ自然の色が中心なので和室洋室選びませんね。
2枚、あるいは3枚連ねれば暖簾になりますし、テーブルセンターとして使っても良しと思い、上下とも同じ仕上げにしています。縫い合わせていないのでバラバラに使っても良いですね。
経糸の生糸はセリシンを抜いていないのでパリッとしてシワになりにくく、丸めて振り洗いしてまた下げておけばアイロンいらずでお手入れも簡単です。
有難いことに結婚祝いにと2枚を暖簾としてお買い上げいただきました。モダンなお住まいにぴったり収まって喜ばれたとお聞きしました。
1枚は残っております。
タペストリーや、テーブルセンターとしてもどうぞ。
- 原材料
- 絹、苧麻、和紙
- 糸
- 未精練の生糸、苧麻、竹繊維糸、紙糸
- 染め
- 化学染料(淡いブルー)、柿渋(薄茶)
- 織り
- 平織り