工房の日々
東北染織旅の報告⑤
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藍學舎近くの畳屋さん「艸々庵」を訪ねました。
数年分の藁を貯蔵する倉庫と畳床を作る工房と畳を作る工房の二か所を見学しました。
写真の佐々木さんは数々の技能大会で優勝されている畳界のスターでした。
何だかわけわからないおばさんたちにも丁寧に熱く畳を語って頂きました。
日本の畳床のほとんどがここ宮城県が賄っているそうです。
今回の旅で走れど走れど青々と稲穂が続いていたのがうなずけます。
畳って壮大なSDGsだったのですね。
畳は手入れすれば40年もつそうです。
お話にそうそうとうなずきながらも現実は私も今の家では畳の無い生活をしています。
昔、お盆前には家族総出で畳を天日干ししていたことを思い出しました。
少しでも畳の良さを現代の生活の中にと胡坐畳という可愛いアイテムを見せていただきました。
手触り、座り心地の良さに、、迷わず注文しました。胡坐をかくためではないです。
ムチムチ足でお見苦しくて失礼します。
膝を悪くしてから座ることができなくなり椅子に座ってハンドカードを掛けていましたがカーダーを落としたりテーブルにぶつけたりと気になっていました。
これに座ってやれば安心です。
昔はこのスタイルで頑張っていました。
い草の香りも爽やかです。
畳縁もお気に入りです。
宮城の伊達様の兜飾りとお結び。
このキャラクター可愛いです。
「お結び丸」って言ってたと思います。
まさか染織の旅で畳屋さんとは。
よく言われる豊かな暮らし、、その中で一番大事な足元のことみんな捨ててしまいましたね。
すだれ越しに夏空を眺めながら畳に寝ころんでいたころ、、