工房の日々
おめでとう
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福岡県美術展覧会(県展)に今年は二人の工房生が入選しました。
上2枚は萩原さんの作品。
ユリの花を大胆に綴れ織りした大作です。
雄しべや雌しべの部分は立体的なノッテイングなどの技法ですね。
ユリが目いっぱい開いたときの生命力を感じます。
色使いが力強い。
下2枚は土田さん
二重織りですが二枚の布の重なりの中に絣の技法やレノ織り(もじり織り)など複雑な技法が詰め込まれています。
多色使いながら調和のとれた色が良いですね。
『おとぎの国』という題名だと聞いています。
見せてもらった時、ふわふわと雲の上を歩いているような気持ちでした。
県展に向けて二人とも早い時期からあれこれ試行錯誤していましたが、、素晴らしい作品となって更に評価も得ることができて、苦労が報われましたね。
広い会場で沢山の方に観てもらえてキラキラ輝いている二人の作品を早く観たいです。
会場 福岡県立美術館
日時 9月12日~18日(絵画や書など全部の会期は9月5日~10月1日まで)
10:00~18:00
是非足をお運びください。
私も毎年のことながら公募展に向けてただ今制作の真っ最中です。
毎年もまた茜と格闘しています。
公募展って、出し始めるとわかるのですが一年がかりなのです。
無事搬入した後はもう次回作のことを考え始めます。
私の頭の片隅には織り部屋があって、あ~でもない こ~でもないと謎の小人が私の思い描く布を織ってくれるのです。
出来上がりを見せてくれるんですがこんなんじゃないと叱られてまたせっせと織り出すんですよね。
この頃小人も歳をとったのか動きが鈍くなりました~
小人さ~ん。頑張ってね。