工房の日々
ちょっと熱く語ります
今日は教室が休みなので、のんびり「夏むかえ展」の準備をしました。
ギャラリーは我が家の玄関。
ドアを開けたら、わぁ、夏って、感じていただけるように飾りつけしました。
写真はサフィランという上質の麻で織ったストールです。
麻のパリっと感はなくて、シルクの様な輝きと綿の様な柔らかさを持っています。
何気に見える模様ですが多重綜絖の手間がかかったものです。
後、苧麻や棕櫚、ドラセラなどの植物から繊維をとり、織り込んだタペストリーや暖簾など、空間を涼しく演出するもの。
後は生徒さんの作品待ちです。
生徒さんの勉強の成果が並びます。
黄色い麻のミニハンカチ、可愛いですね。
ポケットから取り出す黄色のストライプ、汗を拭く手も軽やかになりそうです。
翔工房の作品展は数年前まで福岡市内のギャラリーでしていましたが、引っ越しを機に止めにしました。
都会のギャラリーによそ行き顔で飾るより、もっと自然体の展示会がしたいと思うようになりました。
天然素材を使って、自然のひとかけらの様な物つくりを目指しているので当然の成り行きだったと思います。
気軽に手織りの布に触れてほしい、体験などを通して手織りのことをもっと知ってほしい、手織りをされている方とゆっくり手織り談義がしたい、そんな思いが強くなったのです。
それと田舎でのんびり制作しているので、都会の喧騒の中に行くと気持ちがきゅっと縮んで苦しくなるのです。
年齢的なものもあるんでしょう。
もうひとつ。
手織り布はお値段が高いです(機械織りに比べて)
手間をかけて作った一品物の布ですから、それだけの価値があるとは思うのですが、、
欲しいけど手が出ないという声を聴くたびに、そうだよねぇ~って、作った私も思います。
少しでも経費節約して、その分、値段を下げられたらと思うのです。
なので借り賃無料の自宅開催です笑
案内状も申し訳ないのですが、SNSで繋がっている人には出さなくなりました。
、、この頃来ないなぁ~と思われている方、忘れてはいないのです。
ごめんなさい。
案内状は自分で作ったものなので経費は掛かりませんが切手代が結構な金額になりまして、、、
田舎の片隅での開催ですが、経費をかけない分、おもてなしは十分にと思っています。
工房のすぐ前を通過する可愛い一両編成の甘木鉄道を見送るのも楽しいです。
時折、運転手さんが振ってくれくれたりします。
今回はゲストに麻ひも編み作家の久住愛子さんを招待しています。
麻ひも編みのざっくりした風合いのバッグはこれからの服装にぴったりですよ。
久住さんはのんびり皆様を待ちながら、ペットボトルホルダーを編むワークショップをします。
編み物が苦手な方でも編めるように工夫もしてあるそうです。
随時受付だそうですから、遠慮せずに声掛けしてください。
ちょっと語りすぎましたが、要はお気軽にお出かけ下さいということでした。
駐車場もありますのでご安心ください。