工房の日々
山陰染織の旅1日目
記憶に残る良い旅でした。
あんまり中身が濃かったからか、それとも真夏の旅は体力を消耗するのか、、
芯から疲れた体を元に戻すのに時間がかかりました。
やっと旅の記録を書き始めました。
皆様にもぜひ行ってもらいたいところがあるので、順番に記録します。
長いですがお付き合いください。
福岡発7:15の飛行機の乗るのは私の住まいからは、ちと遠くて、間に合いますようにと前夜からドキドキ。
出雲縁結び空港で名古屋と京都から来られる方と合流して3人旅スタート。
最初は幸神谷の古代ハス(2000年ハス)
梅雨に濡れたハスの花びらはどこまでも高貴な佇まい。
ここで、40年ほど前に358本の大量の銅剣が発掘されたとか。
う~ん、そういえばテレビで見たことあるような。
次は出雲民藝館。
ここはデカい。
出雲きっての豪農だった山本家の邸宅の一部です。
大きな門の向こ写っているのは母屋で現在も山本さんが住まわれています。
米2000表が入るという米蔵などが展示館になっています。
ここに収められているものは人が日常の暮らしに使う濃具や陶磁器、木工品、染織品で、高価なものではありません。道具を見ることで暮らしの美しさや考え方を伝えることを目指しているそうです。
その通り、かつての庶民の暮らしの品は、質素でありながらも美しい造形のものばかりでした。
私は初めて見ましたが、湯上げ(バスタオル)、おしめなども、藍染に絞り模様や筒描きで健康を願う模様が施されていました。
おしめにまで柄を施すなんて、、昔の人の愛情の深さに感じ入りました。
写真はNGだったので農具が飾られた蔵の前の写真だけ。次は、出西窯
ここは一番行きたいところでした。
けれど、昔の書物で読んだり見たりしたのとは違い、窯の周辺はショップやレストランなど美しく整えられていて、ちょっと想像とは違っていました。若者がきびきびと働く姿は人気陶器だということが分かります。
ここで修行して、いずれは自分の窯を持つのかしらね。
ちょっとだけ撮影OKでした。
絶対、現場で買うと決めていたので、どれにしようか迷いましたが手ごろな大きさの鉢と飯碗にしました。
出西ブルーと呼ばれる深い青が好きです。
ポテトサラダを山盛りにするつもり笑次は出雲キルト美術館へ
出雲平野に佇む築200年の屋敷の趣にあわせて飾られたキルトが幻想的でした。
キルトの撮影はNG。
次は、おかや木芸さんへ
黒柿の工芸品を見てきました。ごちそうになったお抹茶のお盆や菓子皿が黒柿です。
突然変異で出来る黒いタンニンが染みた柿の木の工芸品です。
次は旅のコーディネーター、江崎さんのお気に入りの可愛いクラフトショップ、楓さん可愛いクラフト雑貨とチベット絨毯を扱ってあるお店でした。
どれも持ち帰りたいものばかりでしたが、花瓶と犬2匹を連れ帰りました。
旅の初日にしては盛りだくさんのメニューをこなして終わり。
昼間、あれこれ食べまくったので夕飯は控えめに。
出雲と言えばそば。流石な美味しさでした。
中央に写っているのは水ではありません、出雲の美味しい地酒でした。
明日に続きます。