翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

糸まみれ

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お盆を迎えました。
ご仏壇に花や落雁、果物をお供えして、里帰りされるご先祖様を迎え、共に暮らす三日間です。
朝、迎え団子を作ろうと団子粉を探しましたが、無かったのでごめんなさい。
送り団子は作りますからね。
今朝、洗濯物を干すときに見上げた空にわずかに秋の雲を見ましたが、、猛暑は衰えずです。

さて、夏休み中の私。
高機4台に糸をかけせっせと手を動かしています。
2台は空けましたが、思ったほど仕事は捗らずです。

朝夕の涼しい時を狙って染め場で遊牧民の手紡ぎ糸を解きながら小さな糸玉にするのが手間がかかります。
ひと塊(約800g)を玉にするのにまる一日はかかります。
玉にして送ってきた分もあったけど、あとは自分で巻いてねと言わんばかりの糸を束ねた塊達。

それを使ってのギャッペ織りが続いています。
60㎝幅、130㎝の予定ですが少し長くなりそうです。
ただ今、110㎝夏休み中に織りあげようと始めた大作です。
時間がかかるから毎日少しづつと思っているのですが、織り始めると早く終わりを見たいと先を急いでしまいます。
点々と続く白いドット柄が先を急がせるのみたいです。

手仕事とは2本の手でする仕事ですから、どんなに頑張ってもスピードに限界があります。
機械のようにはいきません。
でも、生身の人間がする仕事ですから、ただ手を動かして物を作っているだけではありません。
頭の中は自由。
食事のメニューを考えたり、次の作の構想を練ったり、家族や友人のことを思ったり、時には怒り悲しんだり、、
私が糸紡ぎや単純な織りが好きなのは、この辺なんだと思います。
(もっと真剣にものつくりの神髄を極めよ、って誰かに言われそう笑)

今は、オーディブルで小説の朗読の聞き三昧です。
これ良いです。
仕事が捗ります。
清楚な白い花、胡蝶蘭が見事に咲いています。
引っ越し祝いに頂いてから3年目。

9月になって皆が来るまで咲き続けてほしい。

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