翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

夏休み終了

work,memory,

大型台風は何事もなく通り過ぎてくれ安心しました。
被害に遭われた地域の皆様にはお見舞い申し上げます。

私の夏休みも今日で終わり。
制作予定の半分しか終わりませんでしたが、手の仕事量とはこんなところかなって思います。
写真はカシミヤ手紡ぎ網代織りのストール。
10年以上、定番として織り続けています。
マフラーも織らなければいけないし、ベージュと白の組み合わせも織らなければ毎年の需要に追いつきませんので、9月に持ち越しです。

夏休みに織ったものを上げてみます。

一番時間がかかったのはギャッペマット。
幅60㎝ 長さ120㎝
ほぼ毎日織っていた気がします。
根性要りました笑
8枚綜絖の綾織椅子敷きも2枚。
経糸の始末がうまくいったと納得です。表は自然色、裏は白。
これもギャッペ同様、イランの手紡ぎ糸です。
表情豊かな糸の力が魅力的です。
ミニマットはよこ二重織で。
前にも書きましたが、この糸は綛になっていないので織るまでの準備が大変でした。
ギャッペも椅子敷きもミニマットも。
猛暑の中、埃まみれになって糸巻きした成果だと思います。
教室の合間にちょこちょこやっていたら、きっと根負けしていたと思いますが、明日も教室の予定がないからと思える心の余裕が嬉しかったです。

いつか試しに織ってみようと思っていた組織織りも良い感じです。
もう少しアレンジして定番にしても良いかな?他にもあるのですが、高機5台、その日の気分でぐるぐる回って織っていました。

工房に籠りっきりの毎日は楽しかったです。
時々、生徒さんの顔を思い出すと寂しくなったりもしましたけどね。

それから、糸や道具の整理や掃除も念入りにしました。
生徒さんには使いやすくなっていると思います。茜仕事も始めました。
今年はちょっとワイルドな仕上げをしてみようと、少し太めの糸です。台風接近前日、夕焼けの中に大きなダブルの虹が出ました。
写真ではそのダイナミックさと美しさが伝わらないのですが、人生でこれ以上のものはないだろうと思いました。

1か月の長い夏休み、何もしない、、も、在りかと思いましたが、毎日迷うことなく工房に入り浸りでした。
織りをしてることが私の一番の喜びなのだと笑ってしまうくらいに。
ず~っと体が動く限りやっているだろうなぁ、、

あすから9月、いつもの生活に戻ります。
どうぞ宜しく。

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