翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

初めての手紡ぎ展、計画中

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またひとり、生徒さんが初めての手紡ぎ糸を使って織り始めました。
糸の太さも揃って織りやすいと思います。

翔工房の得意技はやはりホームスパン。
羊毛を紡いで糸を作り、手織りするという手間のかかるものです。

長い年月、繰り返しご指導してきました。
原毛洗い→ほぐし→カード掛け→紡ぐ→綛上げ→撚り止め→整経→機上げ→何とまあ、工程の多いこと

やっと、写真のように30㎝くらい織り進んだら、もう安心です、と言いたいところですがそうではありません。
ホームスパンは織り上がってからの縮絨で表情が大きく変わる織物なので経糸緯糸を同密度に織るのが基本。
密度が乱れないように密かに見張っておかなければいけません。

このところ、手紡ぎをする生徒さんが増えてきました。
私の得意なことですから嬉しいのですが、「手紡ぎしたいです」と聞くと内心ゾクッとする気もありです。
十人十色という言葉があるように一人ひとりの個性に合わせて糸が紡げるようになるまでご指導するのはくたびれます。
本人はそれ以上に上達しない自分にもどかしいでしょうが、、
、、完成すると本人と同じように私も嬉しいしほッとします。

手紡ぎ(ホームスパン)最初のマフラーは、それはそれは素敵な特別な一枚です。
みんな違ってみんな良い、という言葉がぴったりです。

そこで、この写真の方が織り上がったら、身内で(翔工房の生徒さんの)ホームスパンマフラー第1作目だけを集めた展示会をしようと閃きました。
(販売会ではありません)
玄関ギャラリーに飾って、織物データも公開するというものです。
皆さん、比べられるのは嫌と思っているかもしれませんが、人のと見比べることで学ぶものは大きいですよ。
それぞれの唯一無二のマフラー展、楽しみです。
下の写真は、
かねてよりお願いしていたイランのカシュガイ族が紡いだギャッペ用の手紡ぎ糸が届いたそうです。
(検品してもらっている写真を送ってもらいました)
来週には工房に届きます。

お待たせしていたギャッの椅子敷きワークショップがやっと再開できます。
初めての方、2枚目を織りたい方はお尋ねくださいね。

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