工房の日々
流 ryu


GLP小郡 living LAB
「流」ryu
KASASAGI社の代表、塚原さんの来訪から一年、スタッフの皆さんと試作の繰り返しを経てやっとたどり着いた形です。
市を南北に流れる宝満川をイメージした作品です。
先日、設置作業に立ち会わせていただきました。
広い空間を支える大きな柱が設置場所。
5通りの織り布を柱の3面に5枚づつ長さを変えて重ならないように空間を持たせてぶら下げています。
長い布は3メーターもあるので布がふらつかない様に波型にデザインした金属でしっかりと挟んでいます。
波型の形は川の流れを軽やかに表現してくれています。
高い天井からの作業なので足場を組んでからの作業となりました。
KASASAGIのスタッフ二人の息の合った作業が続きました。
最後の1枚を設置して「田篭さん、これで完成です。とても良いです」の言葉で
後に下がって全体を眺めると想い描いた川の流れが見えてきました。
一年の思いが形になった瞬間は作家冥利に尽きます。
ここまで導いてくれたKASASAGIスッタフさんに感謝です。
GLPさんが手掛ける建物の中には大きな物流センターが各地にあるそうです。
流通センターは田舎の交通の便の良いところに建てられ、見上げるような大きなビルは窓が小さくて中でどんなことが行われているかもわからない異世界のように感じることがあります。
我が家も物流センター群の傍なのですが、お隣なのに何の交流もなく大きな壁のように感じることがあります。
GLPさんはその辺の事情をよく理解しておられて、ビルの一角に地域に開かれた空間を作られています。
名付けて「living LAB」 さらにこの空間に心を和ませるアート作品を設置とは懐の大きいこと。
すでに誰でも自由に出入りできて自由に過ごせる空間は近所の子供たちが勉強したり、読書やお茶を楽しむ場所として親しまれています。
我が家からは歩いていける距離ではないのが残念です。
作品のテーマは川。
素材は上質な玉繭の羽糸と手績みの苧麻糸を使っています。
2種の糸で5通りの織り布。
5色の布が奏でるものは、、
川面を渡る涼やかな風など感じて和んで頂ければ嬉しいです。
その心が爽やかに平らになってくれればもっと嬉しいです。
ちゃんと駐車場もありますし、西鉄小郡駅から徒歩でしたら15分位です。
良かったら足をお運びください。
