翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

反応染料 レマゾール

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天気予報は雨のはずでしたが朝日が眩しい染め日和。
昨日は特別教室で「染色の日」
初めての反応染料レマゾールの浸し染めをしました。
特別難しいことはないのですが、60℃を超えないようにがポイント。
皆さん、それぞれ自分が染めたい色目で使う分だけを染めています。
すぐ温度が上がるので温度計とにらめっこ。

本人たちは気が付いていないけど、ひとり2色、1色につき2綛づつ染めているから結構大変なはず。

染を始める前にひと言。

”漠然と好きな色を染めるのではなく、使う目的をもって色を決めて染めましょう”
”レマゾール染料の彩度の高いきれいな色を生かした北欧調の織りを目指しましょう笑”

草木染めの柔らかなハーフトーンが好きな皆さんがどのように使っていくのか楽しみです。

翔工房は織物が主体の工房です。
ここで使う糸はそれぞれが手染めした糸です。
草木染、藍染めの他に実用的な化学染料で染めることも学習のひとつです。
工房では動物繊維(ウールや絹)にはイルガラン染料、植物繊維(綿や麻)にはシリアス染料を使ってきました。
シリアス染料は初心者にも染め易い染料ですが、堅牢度(特に洗濯に弱い)がやや低いのが気になるところでした。
昨年から染色の特別講師の戸次先生にご指導していただくようになって反応染料というプロ仕様の堅牢度に高い染料を扱うようになりました。
主に引き染めや手描き染めに使われている染料ですが浸し染めも出来ますのでこれからは植物繊維の化学染めにはレマゾールも加えていきたいと思っています。

これを読んでくださる手織り愛好家の方で染めはしたことがないと言われる方もいらっしゃると思います。
染めを始められるとご自分の作品の色に奥行が出てきますよ。
しかも経済的です。

で、先日染めた紅花のサンプル表ができました。
植物からこのような色が生まれ出るのが本当に不思議です。

これはこれで良しですね。とても美しいです。

昨年工房移転のお祝いに頂いた庭梅が咲きました。
紅花と同じ色目が可愛いです。

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