翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

2月の制作から

work,School,

2月とは思えない陽気に誘われて染め三昧した後は、どっと疲れてぼ~っと。
染め出すと止まらないので、つい無理をしてしまいます。

そして季節は逆戻り。
寒さの中、第二弾の暖色系用の糸の精練がやっと終わりました。
乾かない糸を眺めながら部屋仕事をしています。日々の教室の皆さんの制作写真を紹介します。ホームスパンの服地もあと少しで織り上がります。
先日、遠方よりホームスパンを極めたいと見学に来られた方がいまして、熱心にご覧になっていました。
ツイード生地一着分。
羊の原毛を洗うところから始め、糸を紡いで、やっと織り始めるまでの長い時間を思うと眺めている私も感動を覚えます。
でもまだこの先には縮絨という大仕事が残っています。
ご指導する私としては、これが一番気を遣うところでなのです。
2週間ほど姿を見せなかった生徒さんが見せてくれたのはノッテイングの椅子敷き。
サイズは小ぶりなんですが、2週間でこの量とは、、手が早いというか、熱心すぎるというか、いつも感心します。
使いやすい翔工房特性の織り機枠なので疲れないかも。少し前になりますが、今糸紡ぎに夢中な方が原毛を洗るところから始めたストール。
イヌホウズキという植物で染めた優しい黄色がたまらなく可愛いです。
組織も自分で考えたハック織りです。
平織り部分がちょっとひらひらして可愛いですね。
これも手紡ぎいとで網代織りですね。
羊の毛質は洗ってみないとわかりません。ちょっとネップが多い原毛でしたね。
同じ種類でも個体差がありますし、紡ぎ手の個性もあります。
糸紡ぎに関して、正解はこれですというご指導はできません。
羊に寄り添って、羊と会話しながら糸紡ぎを楽しむのが一番だと思います。
これ、縮絨すると大変身しそうで楽しみです。

まだ沢山あるのですが、また次回に。

前回紹介しました、「源氏物語」からイメージした匂い袋 ~紫の上~

オンラインショップからご購入できますと書いていましたが繋がっていませんでした。
ご迷惑おかけしました。
もう繋がりましたのでよろしくお願いします。自分ではとても良いものが出来たと思っています。
手に取って蓋を開けると咲き誇る桜を見上げる紫の上の十二単姿と春が香ってきます。

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