翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

8月の教室風景

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お久しぶりの投稿をと思ってパソコン開いたら『東北染織旅の報告⑤』を公開するのを忘れていたようです。
ただ今慌てて公開しました。
旅から戻っていろんな用事をひとつづつ済ませていたら疲れが出たようで気持ちまで沈んでしまいました。
母の初盆の法要も早めに済ませました。
ホッとするやら接待疲れやらでしょう。

そんな時は物事を深く考えてしまいます。
けれどそんなときの対処法はいつも決まっています。
手だけは動かすことです。
ホームスパンの仕事に原点に戻ってハンドカードしながら沈んだ気持ちと向き合っていました。
特に茜ですから見てるだけでも元気が出てきます。

やっと気持ちが整ったところで、教室を見回すと、、8枚綜絖の二重織りストール。
やっと一番手のNさんが織り始めました。
4人分かけているので順番に織ってもらいます。
二重織りは裏表を同時に織っていくので手間は2枚分織るのと同じになります。
取り掛かりはもたもたしますが慣れればスイスイ進むと思います。
そして素晴らしい一枚が織り上がることでしょう。色糸効果のサンプル織り(幅は60㎝もある大物)やっと2人目終了。 Tさんの初めての手紡ぎマフラーの糸が紡ぎ上がりましたね。
紡いだ糸を綛上げして糸の番手や長さを調べます。
そしてこの後、糸を蒸して撚り止めして整経に移ります。
ホームスパンは糸を紡ぎ、織り機に上げるまでたくさんの工程を必要とします。

糸からだと楽なんですが、、そして同じように教えているのに同じ仕上がりにならないのが手紡ぎです。
それが個性ということなんでしょう。
制作の過程中、づっと寄り添ってご指導してきたので自分が作ったような気にもなります。Yさんは2作目の手紡ぎ。
経糸は白、緯糸は茶のヘリンボーン柄のマフラーになります。
こちらは私も安心して見守ることができます。Fさんは緯糸に自分んで採取した苧麻の皮を織り込んでいます。
タペストリーになるそうです。
このたて糸も4名分掛けているので緯糸にどんな素材を使って形にするのか楽しみです。

こんな感じの8月の教室です。

今、教室の織り機に糸を掛けて勉強する人が少ないので皆さんとしっかり向き合ってご指導できます。
私もカシミヤ手紡ぎの網代マフラー織っています。

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