翔工房
Sho Textile Factory

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北九州地域の豪雨被害に皆様よりご心配のメッセージを頂きました。
翔工房は幸いにも被害はありませんでしたが、被害の出た地域と隣接しているので他人ごとではない思いで過ごしています。

写真は色糸効果のサンプル制作です。
やっと綾織り平織りを覚えたくらいの生徒さんが糸染めから糸巻、そしてパターンの整経、機上げまでしました。

今日はやっと織り始めで、本人もこれからどううなるのって感じで織り始めました。
ところが写真の初めの1パターンは緯糸の密度が粗かったです。
他の方のご指導で目を離している間のことでした。
サンプルですから、なるべく経糸と緯糸を同密度に織りあげるのが必要です。
解くのは可哀そうだから、密度を意識して再度織ってもらっています。
なので模様の変わり目の2ブロック目からが織り始めです。
最初の1パターンが織り終わったところです。

複雑な模様のように見えますが、黒白の糸をパターン化して配色しただけです。
(例えば右端は黒白の糸を2本ずつ整経して、緯糸も黒白を2段づつ織っています)
見れば見るほど、どうして?と思いますね。
最初は平織り、次は綾織りをしていますが全く柄の出方が違うのが不思議です。
そして面白いです。

今回は欲張って8パターンで60㎝の大きいサイズです。
長さは平織りと綾織りですから倍の長さになります。
色糸効果の実物見本はお宝ですが座布団カバーができる大きさとなります笑
実は私、これまで何度もご指導しているのですが自分では織ったことがありません。
今回は私も織りますよ~
なんとも不思議な糸と棒、、
見たことがある方もいらっしゃると思いますがこれ織り機なんです。
棒が4本あればどこでのササっと作れるのですよ。
原始機とも腰機とも呼ばれる、高機が作られる以前の布を織る道具で、世界では現代でもこれを使って素晴らしい布が作られています。
翔工房では高機を使った高度な織りの勉強に重きを置いていましたが、私自身は糸を紡ぐところから始める織物がもともと好きなんです。
その思いを長く胸の奥にしまってきましたが、この頃この原始機がとても魅力的だと思うようになりました。
たまたま生徒さんの中に興味を持つ方がいて教えていたら、私の心に火が付いたようです。
仲間を募り制作活動を始めだしました。

また詳しくご報告します。
興味のある方はぜひ。

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