翔工房
Sho Textile Factory

工房の日々dairy note

工房の日々

楽しみの織りから先のこと

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今日は県展の搬入日だね、と思いながら土曜の教室をしていたら、、
はぎさんが出品作を携えて立ち寄ってくれました。
研究生の代表をしているはぎさんです。
途中経過は画像で見せてもらっていましたが実物はさらに素晴らしい。
紫陽花の花なんですが前面のストライプがインパクトありますね。
ストライプ越しの奥行の広がりに見入ってしまいます。
技法はつづれ織り。
これ根気がいるんです。

作家として公募展に出品しては?とお声掛けしてから3回目。
過去2作は入選しています。
花シリーズ3作目、きっと入選すると思うし、それ以上も狙えるのではと期待しています。
Sさんも頑張っています。

レノ織りの展開です。
Sさんは福岡の伝統工芸品博多帯の伝統工芸士です。
ジャガード織機での日々の制作の傍ら、4枚綜絖の手機を使ってのオリジナルの帯作りのために翔工房で勉強中です。
前にはスエディッシュレース織りの技法の展開で素晴らしい帯を織られていました。
今度はレノ織り、、どんな帯が生まれるのでしょう。

機械織りでは出来ない手織りの魅力をどう伝えたらよいか?
毎回緊張するのですが、少しでもお役に立てればとご指導というより提案をしています。
日々ハードな仕事をこなしながら週末の楽しみとして通ってくる若い彼女は2作目のロートン織りスヌード。
前回少し重めだったのですが今回は軽く涼やかに仕上がっています。
夏の汗取り日除けが目的なので首回りにゆとりのあるスヌードに仕上げています。
良い考えですね。
細い木綿で密に織っているので洗濯機にポイでも型崩れもなく清潔に使えますね。
下に着ているシャツは先日の裁縫教室で縫ったものですね。
生成りで楽しんで染めるんだと言っていました。

若い人は覚えも早いし素直だし感覚も新鮮。
週末、のんびりしたいだろうけど頑張って教室に来てくれる。
仕事や将来のことで織りばかりもやっていられないだろうと思いますが、趣味を持つことは人生のおやつタイムのようなものだと思います。
楽しんでほしい。私も制作の手は止めていません。
ハック織りの一種、barley corn weave という組織織りです。
沖縄の花織りに似ていますね。
庭の島百日紅の小さな白い花をイメージして織っています。

猛暑が続いていますが暦の上では立秋を過ぎました。
のんびりしていると直ぐに秋がやってきます。
織り作家にとって夏は仕事全開で頑張らなくてはいけません。
(内心焦っている私です)

でも教室はのんびりやっています。
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